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管理者が「管理においては感情面はあまり必要でない」、と思っているというようなことはありませんか?

 御社では、「管理においては感情面はそれほど必要ではない」と思っている管理者がいる、というようなことはないでしょうか?

 弊社の管理者研修(eラーニングの管理者研修も同じ)では、「経営者の考えを理解するためには経営者に感情移入をする必要がある」と教えています。
 今回、eラーニングの管理者研修を受講された管理者で、次のように書かれた方がいたのです。

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1)感情移入はあまり仕事をしていく上で大事では無いと思っていた
2)上司に好かれたいとかというは気持ちよりも、
 仕事だけは文句を言わせないできちんとするという感じではなかったかと
 思う。
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 感情面を軽視していた方が、研修によって変わったと言われたのです。

 建設関連の会社で資格を持って現場で仕事をする管理者の方です。
 決められた仕事をそのまま手順に従って仕事をすれば、それで仕事をしているという意識だったのでしょう。そのような仕事では、感情面はそれほど必要がないという意識になっていくのも止むを得ないのかもしれません。
 そこで、この問題を考えてみましょう。

 この受講生のように、感情面を軽視する方が今後増えていくのではないかと思われます。次のような若者が増えてきているからです。
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・すぐ切れる
・人からあれこれと言われたくない
・束縛されたくない
・仕事よりプライベートの時間を大事にしたい 等
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 問題は、感情面を軽視している方は、そのままではリーダーシップを取れないようになっていくということです。会社運営においても大きな問題が発生するおそれが高くなるのです。

 これは次の理由によります。

 仕事を達成するには何が必要か、と考えると
「やる気・意欲・仕事に対する使命感」であり、それは「感情面」です。

 それにもかかわらず「感情移入はあまり仕事をしていく上で大事では無いと思っていた」と考えているのは、まだ困難な仕事に本気で取り組んだことがないからではないかと考えられます。

 大して問題がない平時の仕事では、いつも通りの指示ですから、部下も指示されたとおりに実行するでしょう。
 しかし、仕事の内容が変わったり、難しくなったりした場合には抵抗が出てきます。
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 ・面倒だ
 ・そこまでしなくても
 ・自分達がやらなくても
 ・もしうまくいかなかったらどうする
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 このような場合、指示・命令では部下は動きません。
 使命感なり感情面に訴えていくしかないのです。

 このような理由から、「感情移入はあまり仕事をしていく上で大事では無いと思っていた」というのは、まだ困難な仕事に本気で取り組んだことがないからではないかと考えられるのです。

 同じような理由で、「仕事だけは文句を言わせないできちんとする」という程度の管理者では、困難な時に経営者がその管理者を動かすのは難しくなるのです。

 このような状態になるのは、仕事の性質にもよりますが、経営者が管理者に強く要求しているかどうかにより異なってきます。
 社員が少し抵抗すると懐柔策に転じたり、そのまま何の対策も取らないでいると、社員は指示されたことをやらなくなります。自分が気が向いたときにやるような傾向が出てくるのです。このような状態になったら、会社が変わろうという時に強い抵抗が出てくることになるのです。

 このようにならないためには、
(1)現状の仕事のやり方で満足させないことです。

 同じ仕事を与え続けているのでは三年で成長は止まってしまいます。
 難しい仕事を一つ一つクリアしていくことで人は成長するのです。

 そこで、「より高いレベルの品質・スピード・コスト削減」を求めることです。より難しい仕事にチャレンジさせることです。
 強く社員に要求することが必要なのです。

 このように社員に強い要求をすることで、「決められた仕事をそのまま手順に従って仕事をすればそれで仕事をしている」という意識に変化を与えることができるのです。

(2)また、「管理者には感情面はそれほど必要ない」、と思っている部下には次の本を読ませてみるのも良いでしょう。

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 「プロジェクトX リーダー達の言葉」
     文藝春秋 今井彰 著 2001年8月10日初版
 
 サラリーマンで困難なプロジェクトのリーダーになった人が、
 いかに部下をやる気にさせ、困難な仕事をやり遂げたかという実話です。
 プロジェクトXはNHKで放映されていた番組です。
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 読ませたら感想文を書かせることです。
 感想文には次の点を中心に書かせることです。

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□厳しい状況下で、なぜ部下がそのリーダーに付いていったのか
□今までの自分だったらどのようにしていたか
□今後、自分はどのように行動する必要があると思ったか
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(3)人間心理の研究を多く組み込んだ管理者研修を受けさせることは有効な方法です。

 例えば、弊社の「インターネットによる実践力を付ける為の管理者研修」では、性格診断・アドバイスを含め、人間心理の理解・研究に全講座の約半分を宛てています。
 人間は理屈ではなく感情で動く動物なのです。
 理屈を言われても、その理屈を受け入れるかどうかは感情なのです。

 御社では、「管理においては感情面はそれほど必要ではない」と思っている管理者がいる、というようなことはなかったでしょうか?

※今回のレポートは、『まぐまぐプレミアム版』
 実践!経営アップメール・プレミアム【第30号】[2003/11/25]
 に掲載した記事を掲載しました。

(経営コンサルタント 山田勉)

※ここに掲載したレポートは、
メルマガ「実践!経営アップメール」「会社の◆経営体質を診断する!」
配信したものの一部を掲載しています。
レポートの内容は、最初に公開した当時のまま掲載しています。

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