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「部下がなかなか思うように動いてくれない」と思っている、というようなことはなかったでしょうか?

 管理者研修を行っていて、気がつくのは、次のように思っている管理者が多いということです。

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・部下が思うように動いてくれない
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 この原因についての把握が間違っているために、間違った対応をしている管理者が多いのです。

 例えば、弊社の「インターネットによる実践力を付けるための管理者研修」(個別指導型eラーニング)を受講していただいている受講者の例を挙げてみましょう。
 以下は、受講者に送った個別講評の一部です。

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(前略〜)
 まず、目標達成理由に次のように書かれています(注−他の項目は省略)。
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[目標達成理由]
部下の考えがわからず、指示がうまく出せないことがある。
部下に指示せず、自分で処理することがあり、部下をうまく使えていないと
思う。
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 ○○さんの展開は次のようになっています。
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 部下の考えがわからず、指示がうまく出せないことがある。
   ↓
 指示を出す前に部下の考えを良く理解し、自分の方針に対し、同意を得る。
   ↓
 そのために、
 方向性において意見を出し合い、そのまとめを行う。(注)
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 しかし、次のような展開も考えられるのではないでしょうか。
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 部下の考えがわからず、指示がうまく出せないことがある。
   ↓
 それは、部下に対して説明が不充分なためである。
 説明が不充分だから部下が指示を十分には理解できないのである。
   ↓
 それを避けるためには、
 部下が十分に理解できるように説明することが必要である。
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 説明不足の人は、自分が説明不足の点に気付かないで、
 部下がなかなか理解しない→自分でやった方が早い
 と考える人が多いものです。
「部下に指示せず、自分で処理することがあり」
 と書いているところからすると、
 ○○さんもこのパターンではないかと考えられるのです。
                         (以下、省略)
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 この受講生は、この講評を読んで、次のような感想を書かれています。
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[講評を読んで感じたこと]
講評により、自分が部下とうまくコミュンケーションが取れていないこと及
びそれを他責としていたことが良くわかりました。
部下の考えを引き出すより、自分でやったほうが楽だと、管理者としての業
務を放棄していたように感じます。 (以下、省略)
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 この管理者は、自分に問題があると思っていますが(原因把握は間違っています)、多くの管理者は、自分ではなく部下に問題があると思っています。
 そのために、部下を動機づけようと考える管理者が多いのです。

 しかし、この問題は動機付けで解決できる問題ではないのです。
 問題はどこにあったのかと言いますと、「部下に指示がうまく伝わっていない」ということにあります。つまり管理者の指示・説明能力、コミュニケーション能力に問題があるのです。

 この受講者の例のように、管理者の指示・説明能力がうまくないために部下が理解できないでいる場合が多いのです。それを理解できないために、「部下が思うように動いてくれない、部下が理解する能力が低い」と思っている管理者が多いのです。

 ですから、まず自分の指示の出し方に問題がないかどうかをチェックしてみることが必要なのです。
 また、管理者に対しては体系的な管理者研修を受けさせる必要があるのです。

 下記の事項をチェックしてみましょう。
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□5W1Hで、指示する項目をチェックしていますか
□目的・背景を明確にしていますか

□ホウレンソウについては、
 「報告・連絡・相談のルール」を決めていますか

 また、
□方針は日頃から繰り返し明確に示していますか
□基本的な価値観は繰り返し示していますか
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 あなたは「部下がなかなか思うように動いてくれない場合」に、部下に問題がある、と思ってはいなかったでしょうか?
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注)方針・方向性を出す時に部下と話し合ってまとめるのは問題があります。
 方針・方向性は、上位の方針に従って、管理者が決めることです。
 部下からは意見を聞くのは良いとしても、決定するのは管理者です。
 案件・場合にもよりますが、このような決定は「まとめ」により行なうものではありません。


※今回のレポートは、『まぐまぐプレミアム版』
 実践!経営アップメール・プレミアム【第45号】[2004/07/13]
 に掲載した記事を掲載しました。

(経営コンサルタント 山田勉)

※ここに掲載したレポートは、
メルマガ「実践!経営アップメール」「会社の◆経営体質を診断する!」
配信したものの一部を掲載しています。
レポートの内容は、最初に公開した当時のまま掲載しています。

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