★一つの重要な視点が「会社の将来」を変えることもあります。          [会員ログイン]
もっとレポートを[新規登録]

「わかっちゃいるけど」、と経営体質を変えようとしない、というようなことはありませんか

 なぜ経営体質を変えようとしない企業が多いのでしょうか。
 御社では「わかっちゃいるけど」、と経営体質を変えようとしない、というようなことはなかったでしょうか。
 この問題を考えてみましょう。

 経営体質を変えようとしない場合として、まず、「現状の問題を認識できない」という状態が考えられます。「問題があるとは思っていない」ということです。自社の仕事しか見えていない人には問題が見えない人も多いのです。
 また、経営について勉強していないと次のような状態になっている人も多いのです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□業界では問題だとしても、自社の問題ではないと思っている
□問題があるとしても、問題の大きさを認識できない
□問題があるとしても、問題が現実化するのはかなり先になると思っている
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 また、本当はわかっていないで、「そうらしい」という認識でいる場合に「分かってはいるが」という場合も多いのです。
 問題が分かっていない、問題が漠然としている、という状態だと、危機感も出てこないのです。すると変えようという意識が出てこないのです。

 自社に問題があると認識できるためには、次の3つが必要となるのです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.自社の「あるべき姿・状態」はどのようなものか
2.自社の経営状態はどのようになっているのか
3.「あるべき姿・状態」と自社の経営状態との差をチェックしているか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 自社の「あるべき姿・状態」を明確にするためには、「戦略的中期経営計画」を策定することです。数値を中心とした中期経営計画ではなく、経営体質を強化するための中期経営計画です。
 3年先にはどのような経営環境になっていて、自社が3年後に存続・発展しているためには「どのように」なっていないといけないのか。
 3年後に自社がそのような状態になっている為には、経営体質をどのように強化していかないといけないのか。
 その強化する方法を計画に落とし込むという方法です。
 
 次に、「問題があるとしても、変える方法が分からない」という方もいます。
 例えば、事業を始める時に同業者のまねをして作った「売れる仕組み」があまりにもうまくいったので発展してきたが、変える方法が分からないという方も多いのです。下請けで来た企業ではこのような方も出てきます。
 この場合はコンサルタントに依頼をした方が良いでしょう。

 多くの方は次のような状態になっています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□問題があるとしても、そのうちにと思っている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 いわゆる「先送り」という状態です。

 人は現状を変える事に抵抗があるものです。現状維持が最も精神状態が安定するからです。

 また、「変えるより、今のままで良い」、と思う人もいます。
 その中では、「問題があるとしても、改善するのは大変だから、むしろ今のままで良い」と思っている人もいます。
 中には、「問題があるとしても、少しずつ改善していけば良いと思っている」という経営者の方もいました。
 また、問題を複雑に考えすぎてしまう方もいます。

 このように思ってしまうと変わらないものです。

 なぜ、このように変えたくないと思うのでしょうか?
 それは、変えた先のことが予想が付かないからです。
 暗闇の道は誰しも不安を覚えます。だから、先が見えない方に変えようとは思わないで、問題はあっても今までのやり方をしようとするのです。

 このような人は、まず次の点を考えてみましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□今の状態でいったら、
 3年後にはその問題はどのようになっていると考えられるでしょうか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 小さな変化に気付いて大きな問題意識を持つことができれば良いのですが、持てない場合には、問題を大きくしてみることです。その為には3年後を考えてみる事です。

 それほど問題はないというのであれば、次の点を考えてみましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□では、5年後にはその問題はどのようになっていると
 考えられるでしょうか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 それでも「それほど問題はない」ということであれば、その問題は大きな問題ではなかったのかもしれません。

 しかし、多くの場合は、色々と問題が出てくる事を認識されるはずです。
 この時、「少しずつ改善していこう」という考えであれば、なかなか変わらない可能性が高いと考えられます。

 また、大きな問題を認識したとしても、「わかっちゃいるけど」、と経営体質を変えようとしないという方も出てきます。

 この場合は、次の点を考えてみましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□もし、それが改善されたら、何がどのように変わるのか
 売上高、利益高、生産性はどのように変わるのか
 現在と比較して、どの程度改善される事になるのか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 この点を十分に考えてみる事です。
 変えた後の状態がより良い状態になるとイメージできれば、改善の方向に向かって動き始める勇気が出てくるものです。

 改善の際には、経営コンサルタントを活用する事が有効です。改善は、時間をかけずに短時間でやることが重要で、早く結果が出るほど効果も高くなるからです。

 但し、中小企業で経営コンサルタントを依頼する場合は、大企業を顧客としている大手コンサルティング企業よりも、中小企業を専門に活動しているコンサルティング企業の方が望ましいでしょう。
 なぜなら、中小企業の場合には、その企業の問題点を多面的に認識しておかないと、改善の効果はなかなか出しにくいからです。大企業のように、経営の一部を改善すれば済むというのと改善の仕方が違うのです。中小企業では、全ての経営の問題が絡んでいるからです。中小企業の方が改善は難しいのです。
 また、人事は専門で人事制度は作りますが、経営計画は専門でないのでうちではできません、と言われても困るのです。人事制度と経営計画は密接に結びついているのですから。

 御社では「わかっちゃいるけど」、と経営体質を変えようとしない、というようなことはなかったでしょうか。

※今回のレポートは、『まぐまぐプレミアム版』
 実践!経営アップメール・プレミアム【第59号】[2005/02/08]
 に掲載した記事を掲載しました。

(経営コンサルタント 山田勉)

※ここに掲載したレポートは、
メルマガ「実践!経営アップメール」「会社の◆経営体質を診断する!」
配信したものの一部を掲載しています。
レポートの内容は、最初に公開した当時のまま掲載しています。

経営体質改善│リンク用URL


・このページのリンク用url

http://www.keieisystem.co.jp/blog/e1/20160510134619.html



【 コメントを投稿 】

名前:

メールアドレス:※メールアドレスは公開されません

コメント:

認証:
次の番号を入力して下さい。【 3033 】

経営コンサルティング・eラーニング・WEB研修・WEB講座作成